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Salsa、Latin、Jazz、Fusion など Pops 全般の音楽。 Passionate Russian plays Zigeunerweisen - Gypsy Airs

記事のタイトルは YouTube の動画タイトルです。

「チゴイネルワイゼン」(サラサーテ作曲)の演奏で
非常に印象的なものを Youtube でみつけました。
2007年2月に投稿されたものですが、
当時から最近まで多くのコメントがついており、
(なにやら細かな機械的演奏技術に関するしょーもないツッコミを除いて)
誰もがこのパフォーマンスを絶賛し、
「この演奏者は誰なのか、名前が知りたい」と言っています。
動画の冒頭で「Who is this violinist?」と表示されていて
投稿者もこの映像のバイオリニストが誰なのか知らなかったようです。
(というか・・初期のコメントを見ると、曲名も知らなかったらしい^^;)

ところが、最近になって、
この演奏者の素性に関する情報が投稿されました。
しかし・・

Passionate Russian plays Zigeunerweisen - Gypsy Airs

この記事の投稿より一週間ほど前のコメント:

Her name is IRINA MURESANU
SHE IS A native of Bucharest, Romania. Almost 100% positive.

(彼女の名は IRINA MURESANU、
ルーマニア、ブカレストの出身。ほぼ100%まちがいない。)

むむむ、どうなんでしょうか。
Irina Muresanu という人は、
ブカレスト出身でアメリカで活躍しているプロバイオリニストのようですが
Irina Muresanu 氏の WEB で公開された写真とは違う人に見えます。

Irina Muresanu 氏の演奏録音の Podcast をみつけました。この曲もやってます。
WGBH Classical Performance

うーむ、似ているといわれれば・・・
しかし、Youtube の演奏は Podcast より、良くも悪くも若々しく尖った勢いがあり、
もっと「普通」に落ち着いている Podcast とは、雰囲気が違います。
演奏する状況が違うためとも考えられますが、なんともいえません。

この投稿者である MEPublishing という ID の人(組織?)の作品は
優れたライブ演奏の映像が数多くあってお勧めです。
この映像の撮影者 Michael Mileham 氏(プロの映像作家らしい)が
投稿者本人もしくは投稿依頼者のようですが
その人の署名のあるコメントを見ると、
映像のバイオリニストを見たのは birthday Party に行ったときだったとか
Santa Barbara の教会の裏で直前に練習していたとか言っています。
投稿された2007年2月からそう遠くない時期に撮影されたものだとすると
映像のバイオリニストは Irina Muresanu 氏より、見た目もずっと若くみえます。
(句読点の使い方が変なので私には分かりにくく、英語を読みまちがってるかも知れません)

そういうわけで、私個人の勘では・・・別人じゃないかなとw
この情報コメント投稿者の人は Irina Muresanu 氏と直接連絡をとれるそうで
本人にメールできいてみると書き込んでいます。
本人じゃなくてもこの人のことを知っているかもしれないんだとか。

チゴイネルワイゼンはLPもあわせると何枚か持っていますが
それらと比べて、Youtube のも Podcast のも、かなり私の好みです。
どちらかというと Youtube の方がいいかな、
「バイオリンコンクール」や「レコーディング」向けではないかもしれませんが。

ちなみに、チゴイネルワイゼンという曲のタイトルは
「ロマのメロディー」という意味のドイツ語なのだそうです。
「ロマ」の音楽に何を求めるかは人それぞれでしょうが、
演奏する人がロマの末裔であるかどうかに拘わらず、
私がこの曲の演奏に求めているのは
演奏者が生身の人としてもっている陰陽未分の感情や
アイデンティティの一部として否応なく背負っている文化的背景が
それと知らず自然に表れる「もの哀しさ」といったもの
であるような気がします。

「ロマ」とは古い歴史をもつヨーロッパの放浪民族で、
英語では「Gypsy」、日本語では「ジプシー」と呼ばれることが多いです。
一説によると、その昔、ヨーロッパ人にどこから来たのかと尋ねられたとき
偽って「エジプト人だ」と名乗ったことに由来するという話ですが、
実際にはインド北西部に住んでいた部族の末裔だともいわれているそうです。
「ロマ語」と呼ばれる独自の言語があるらしいのですが、
この言語には文字というものがないので
ロマの文化そのものが、原理的に「歴史的研究」の対象となりにくく、
その歴史は謎に包まれていています。
「フラメンコ」など、ヨーロッパ各地のロマに由来するの音楽文化は
「クラシック」と呼ばれる現代音楽や「ジャズ」、「ロック」、「ラテン」といった大衆音楽など、
今日の音楽に、広範囲に渡って大きな影響を及ぼしています。

チゴイネルワイゼンの作曲者であるサラサーテはスペインの北部出身であり、
「フラメンコ」を生み出したスペイン南部のロマである「ヒターノ」とは関係なさそうですが
その昔、ヨーロッパ全域で流行した「国民楽派」的な作曲・演奏活動においては
スペインの土着民謡である「ヒターノの音楽」をモチーフとしていたようです。

ヨーロッパ各地の「ロマ」の音楽文化に関しては、
ベンゴラッチョ・ドロームなど、トニー・ガトリフ監督の映画作品が参考になります。

無理やり自分が好きな映画を紹介するために話題が完全に逸れてしまいましたw
しかし、誰なんでしょうね?本当のところ。
まぁ、どちらにしても、Irina Muresanu 氏のチゴイネルワイゼンはいい感じなので
この人のCDを探してみることにします。

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